最近の飛騨市が何やら面白くなってきた 社会福祉法人神東会法人本部事務局 事務局長 上葛健介

社会福祉法人神東会法人本部事務局 事務局長 上葛健介


職員からのメッセージというたんぽぽ苑blogの企画も、一通り職員が一巡しいよいよ2巡目となりました。2巡目最初が僕ということになりますので、いかに古株かお分かりのことと思いますw

そんな社会福祉法人神東会も法人ができて今年で25周年となりました。皆様に支えられての25周年でした。改めてここでお礼を申し上げます、いつもありがとうございます。秋には25周年記念式典なども計画しておりますので期待してお待ちください。

 

さて。

なにやら最近飛騨市が賑やかになってきたように感じでいます。

○君の名は。

まずは何と言っても、新海誠監督のアニメ「君の名は。」でしょうか。興行収入も日本の映画歴代4位(アニメだと3位)という大ヒット映画で、作中に飛騨市図書館や古川の各所が出てきます。映画公開後の飛騨市の対応も素晴らしく、聖地巡礼としてたくさんの人が飛騨市に訪れています。今月にはブルーレイも発売されるので、まだ観てなかったという方たちも観られることになるでしょう。また聖地巡礼が増えそうで楽しみです。

http://www.kiminona.com/

○古川祭り
そして、古川祭りのユネスコ無形文化遺産の登録。

全国各地で催される33件の「山・鉾・屋台行事」の一つとして認定されました。2月には「ユネスコ無形文化遺産登録記念事業~飛濃越能 “山・鉾・屋台” 連合フェスティバル~」が行われ、認定された7都市の祭りが一堂に会しとても盛り上がりました。

○里山エクスペリエンス

美ら地球さんが事業展開する古川の里山を利用したアクティビィティ体験。なかでも里山サイクリングはいつも見慣れた風景だったはずなのに、自転車で走ると全然違った風景に見えとてもさわやかな楽しいアクティビィティでめちゃめちゃおススメ!

 

神岡に目を向けてみますと、

○レールマウンテンバイクの延伸。

以前から構想の一つとなっていた漆山地区への延伸です。安全上の理由などでなかなか実現できませんでしたが、ひとつひとつクリアしいよいよ今年オープンの運びです。

NPO神岡まちづくりネットワークの総会で、その区間を走る映像を見ましたが、新緑がきれい(つまり紅葉もきれい?)だし、大きな鉄橋を走ったり、非常に楽しみです。

○日本ロストライン協議会

そんなレールマウンテンバイクのように、廃線を活用した全国の取り組みをまとめより良いものにしようということで日本ロストライン協議会が発足しました。4月に行われた大きなイベントでは(たんぽぽ苑からも見学させてもらいました)、あのおくひだ1号が走るという感動的な出来事がありました。

○江馬氏館跡庭園の国名勝指定

いわゆる江馬館ですw 岐阜県では7番目となる名勝指定だそうですが、国史跡も指定も受けていますので、国史跡で国名勝とななります。特に観光客が増えているようではありませんが、あの建物の中で見るお月様が好きすぎて、もしかしたら賑やかになってしまう前の今のうちに、もっと楽しんでおこうと思います。

○スカイドームにできる宇宙物理学展示施設

再来年春にはオープンする、宇宙物理学展示施設。神岡に来てもなかなか見学できないスーパーカミオカンデなどの紹介がされる施設です。大きな規模で改修されますのでとても楽しみ。神岡には東京大学や東北大学の観測施設がいくつもあり素粒子物理学のメッカとなっています。いわば聖地なわけですw

○ハイパーカミオカンデ構想

これはまだ正式に決まっているわけではありませんが、重要な研究として国のリストに上がっているものです。
カミオカンデで小柴昌俊先生、スーパーカミオカンデで梶田隆章先生、と2つのノーベル賞をとった実験の更なる進化版です。今月7月15日にはハイパーカミオカンデプロジェクトリーダーの塩澤眞人先生の講義が行われます。ハイパーカミオカンデって何?っていうことで、この機会にみなさんぜひ参加してください。

○ドローン大会

秋に流葉で行われるドローン大会。それに先駆け一般向けの体験会や飛騨神岡高校においても体験会が催されました。田舎だからこそのドローン大会。楽しみです。

飛騨市では河合町、宮川町含めこれら以外にも多くの面白いモノ、面白いコトが起きています。

例えば、次代を担う高校生を応援するということで、飛騨神岡高校にも吉城高校にも地域の住民によるサポーター組織ができています。飛騨神サポーター吉城高校サポーター。こういう地域ってそんなに多くないと思いますよ。ほんと素晴らしい。

例えば、ひだプラす(旧まちづくり協議会)による「小さな町づくり応援事業」のプレゼン大会に参加すると、こんなにたくさんの団体がいろんな活動をしてるんだぁと気づきがあり、感心しきりです。

ひだプラすのYouTubeチャンネルには小さな町づくり応援事業の動画がありますので、ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCsLqJQje5G8RUw3t0ZtwdvA

 

このような活動はすべて、これまでまちづくりを進めてきた行政や民間の方々がいらっしゃって花開いたものだと思いますし、なによりそのチャンスをしっかり掴むトップがいることが大きいですね。まだまだどんどんいろんなことが起こりそうです。

社会福祉法人神東会の平成28年度事業報告においても触れてありますが、神岡の人口はいまや8,344人。65歳以上の人口がそれほど変わらないことから考えるに、若い方の人口流出が大きいことがわかります。

働き先という問題もあるのかもしれませんが、何よりみんなが暮らしやすい楽しい街になるよう、みんなで作っていくことが大事なのかと思いますし、そのポテンシャルを秘めているのが飛騨市なのだと思います。

10代~20代、そして30代のみんな。作られた街に暮らすんじゃなくて、これから自分たちで作っていく街に暮らそうよ。


職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。これまでの職員からのメッセージはコチラ →

https://tanpopoen.or.jp/letter/category/message/