初めての体験

ホームヘルプサービスたんぽぽ苑 ヘルパー 下垣(み)

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先日、喀痰吸引の研修があり、行ってきました。

その前から少し咳が出ていて体調は万全ではなかったのですが、講義の中で先生が「色の濃い粘りのある痰は、よくありませんよ」と言われて、

どう良くないのか気になりつつの研修でした。講義の後で筆記試験を行って合格した人が実習を受けられますとのことでした。

だけど、頭はボオっとして何も記憶出来ない・・100点満点の90点以上が合格なんだそうで、不合格になったら事務所になんと報告したらよいかと、

食欲もなくなってきました。

そもそも、不合格者を出さないシステムにはなっていたようで、試験の前に模擬テスト的なことをされて、取りあえず合格ということで

実習を受けて帰って来れました。ただ、前日からの倦怠感のようなものが研修終了の安心感からかドっと押し寄せて来て、

下呂からの帰り道運転していてフワフワする。下呂⇔上宝の運転がこんな事ではだしかんと思いつつ3回くらい休んで帰ってきました。

これはおかしいと思って熱を測ると37.4度。熱があったんか、そんでえらかったんやと納得して熱冷ましを飲んで寝ました。

次の日、熱は下がって仕事に来たけど息が切れる。お医者さんに行って薬をもらって早めに上がらせてもらって休んでもまた熱が上がり、

循環器クリニックを受診しました。

レントゲンを撮って血液と尿を調べてもらったら肺に炎症があり水が溜まっているとのこと、抗生剤を出して下さって3日したら見せてねと言われる。

3日しても症状が変わらなかったので抗生剤を変えてくださって、また3日目に受診すると先生が「薬が効いたね」と言ってくださって、

治まりました。咳は続いてますが、ずいぶん楽になりました。

肺炎は生まれて初めての経験で、私の肺炎は片肺のちょこっとでしたが熱は出るし結構息が苦しかったので、肺全体に炎症起こした人は

よほど苦しいことだろうと想像しました。肺炎の症状は熱と息苦しさと痰なんだそうです。

 

調子が悪い間、訪問を何件か替わってもらい、ヘルパーの皆には助けてもらいました。感謝しています。

これからは『今日の頑張りが明日の迷惑』にならないよう、体力を過信しないで行きたいと思います。

 

 

ちなみに下の絵は、40年前に書いた油絵です。この絵を描いたとき、上葛さんの叔父様の上葛教授が高校の美術の先生を訪ねてこられて、

ついでに絵を見て鼻のあたりを手直ししてくださいました。いつか絵が描きたい編み物したいと思いながら何年もたってしまって、

落ち着いたら好きなことをしたいと思っていますが、そのころには手が振るう・・とか白内障で見えにくいとかいろいろあるんだろうなあ。

 

 

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職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。

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