特別養護老人ホームたんぽぽ苑 調理職員 葛谷
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長男が就職した年に、我が家に一匹の足の短い可愛い目をした黒いちび犬がやって来ました。
女の子で「もも」と名付けました。
子供達に命の大切さ、愛しさ、やさしさを知ってもらう為にいいチャンスと思い飼い始めたももでしたが、
子供達も結婚、進学、就職とでいなくなり、寂しがり屋のももは私と寝起きをするようになりました。
年をとって階段を上がる事ができなくなってからは、義母と寝るようになった、もも。
先日、17年間一緒にいてくれたももも、老衰で亡くなりました。一週間オムツをしていましたが、他には家族に迷惑をかけることなく天国へ。
義母にも元気を与えてくれた、もも。
7人の孫達、近所の子供達、おばちゃん達に可愛がってもらった、もも。
亡くなったももに花を飾ってくれた近所の女の子。よかったね、もも。
ももの存在で子供達は、命の大切さ、人への思いやり、やさしさを分かってくれたと思います。
ありがとう、もも!
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職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。
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