自然の中で 特別養護老人ホームたんぽぽ苑 介護職員 古宿

特別養護老人ホームたんぽぽ苑 介護職員 古宿

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特養2階介護職員の古宿です。

私は、一日5時間の週4日間勤務の時短パートとして働いています。

 

我が家は、主人(70代)私(60代)の高齢世帯二人暮らしです。

家は兼業農家で、自然の中で田んぼ45アールと畑5アールのほかに、実家の田んぼ25アールと畑5アールも耕作しています。

地産地消(自給自足)の農家です。

今の時期は田に肥料をまいてトラクターで田起こしをし、田植えに向けての準備で大忙しです。

例年なら長男や次男が手伝いに来てくれるのですが、今年は「新型コロナウイルス」の影響で二人とも他県に住んでいるため手伝いに来てもらえません。

それで、肥料播きは私も手伝って二人で行いました。私も20Kの肥料を背負って撒きました。

畑の準備としては、ビニールハウスの中で野菜や花の種を蒔いて苗を育てています。

ほとんどの苗を育てているため、毎日せっせと水やりをしています。

水も空気もきれいな自然の中で行う農作業はコロナウイルスの心配もありません。

作業していても気持ちが晴ればれします。

 

私達には、7人の孫がいます。

孫たちはお盆や正月はもちろんですが、その他にも年に数回家族全員が集まります。

田畑では虫を捕ったり、走りまわって遊びます。

また、家の裏の吉田川では、素足になって小さい魚を追いかけたりと大はしゃぎします。

 

毎年お正月に集まった時に、孫たちのバースデイケーキを作って7人の孫の誕生日をまとめて祝うのが恒例となっています。

 

孫たちは、家で作るお米や野菜を美味しいおいしいと言って喜んで食べてくれます。

子供や孫が食べるお米はいつも宅急便で送っているのですが、今年はコロナのため学校が休みで家に居るためお米が早く無くなる様子で、またしても、二人の嫁さんから「お父さんお母さんお米が無くなりましたのでお願いします。」とラインが入りますので、お米のほかに野菜やお菓子を詰めて小包にして大急ぎで送っています。

 

もう10年以上になりますが、野菜の無人市場を開いています。

最近ではファンも大勢居てくださるようになりました。

たんぽぽ苑の職員の方々にも利用してもらっています。ありがたいことです。

 

そんなわけで、1日中忙しく動き回っていますが、孫たちの食育のためになったり、安全で安心な米や野菜を一人でも多くの皆に食べてもらえるよう、これからも二人力を合わせて体に気を付けながら、コロナが早く収束することを願い、孫たちに会える日をたのしみに農業を続けながらもう少したんぽぽ苑で頑張っていきたいと思っています。

 

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職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。

これまでの職員からのメッセージはコチラ→https://tanpopoen.or.jp/letter/category/message/