定年後
特別養護老人ホームたんぽぽ苑 若田
束縛された勤務表の中で、仲良し6人が海外旅行に行くのは極めてむずかしく、定年になったら絶対行こうと決めていた。
又、暇になるからとフラダンスに誘われ月に2回習っていた。
ボケ防止にと始めたが、手と足の動きに頭が付いていかずに苦労している。でも、動きがゆっくりで年老いてからも続けられる人が多く70代~80代の方もいらっしゃると聞く。
さて旅行はそれぞれの家庭の事情が出来、今だにいけずにいる。
私はと言えば何故かたんぽぽ苑で働くことになり、1ヵ月に7日程、お世話になっています。
又、突然孫の子守をする事になり悪戦苦闘している日々です。
しかし、盆過ぎから未満児保育に預かってもらうことが出来、ホッとしたのも束の間、今度は実家の母が夜中トイレに起きた時、ベッドから落ちて大腿骨を骨折し救急車で運ばれ手術をした。
母が骨折した事を思う時、
ふうっと大きな息をし無事に入浴介助が終われた事をスタッフの皆様に感謝しながら、濡れた足を拭き、冷えたお茶を一気に飲み干す至福の時。
定年になったら二度とこの仕事はしないと思っていたのに・・・。
やっぱり好きなのかなあ?
若い皆さんがうまくおだてて付き合ってくださるし、1年間休んだフラダンスも10月から再開し、今日より明日へもう少し自分を成長させる為、頑張ってみようと思います。
皆様どうぞよろしく。
職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。
次回は、 ホームヘルプサービスたんぽぽ苑 上木の予定です。