山城清二教授講演会~市民による健康まちづくりについて~

平成30年3月3日(土) 飛騨市地域医療市民連携推進事業 富山大学総合診療部 山城清二教授講演会 ~市民による健康まちづくりについて~  に当苑職員も参加してきました。

医療福祉関係者だけではなく、多くの地域住民の方も参加されていました。

 

医療崩壊の危機から人材育成を通した地域づくりを行っている南砺市において、平成21年度から始まった地域住民参加型の健康マイスター養成講座。

このマイスター養成講座の取り組みにより、住民に意識の改革が起こり、さらには行動の変化も現れ、それぞれが仲間を集めながら自発的に行動するという社会変革プロセスが生れれたそうです。

先生は、地域が「元気」「力がある」とは、単に人口が多い人口密度が高い若井世代の比率が高いことではなくて、人密度、つまり人の交わりの密度が高いと説きます。

その実現のために、行事から福祉や経済の事業へと、地域の役割と機能を進化させること。言い換えれば地域の規模がどんなに小さくても、自分たち自身でできることを増やし続けることが大事とのこと。

まさに、いま、2040年に向けた地域包括ケアシステムが大きく取り上げられるなか、まちづくりの主体は住民(ジブンゴト)であり、地域の人・もの・場所にある物語をを大切に、高齢(障がいがあっても)でも最期まで過ごせる多職種の連携を行えるまち。この使命・理念をみんなで共有することが大事だと感じました。

ケアの文化を創造しよう

大変熱く心に響く講演でした。山城清二教授どうもありがとうございました。

当法人におきましても、地域包括ケアシステムを中心においた実践ができるようにしていきたいと考えております

 

ということで、南砺市で始まり、富山市、朝日町、高岡市と続いたマイスター養成講座が、いよいよ平成30年6月から7月にかけて、飛騨市健康まちづくりマイスター養成講座として神岡で始まります。

詳しくは新年度に入り飛騨市から案内があるかと思いますが、地域の住民として積極的にかかわっていきましょう。

 

講演会のあと、飛騨市民病院を守る会の活動報告がありました。

総会の際の講演会や研修医との懇談、飛騨市職員組合病院部との懇談、さらには病院周辺の植栽の剪定や草刈りなどまで、多くの報告がありましたが、地域の病院を守る住民活動というのは非常に大切なことであると感じます。

会員も551名と、非常に大きな組織となっていますが、若い世代の会員の加入が少ないことや、会員全員でどんな事業をやればよいかなど課題もあるとのこと。

会費が無料で、募金や寄付金によって運営しているというお話を聞くと、認定NPO法人となり得るほどの活動をさせているわけで、このことを多くの人に伝え、より多くの方が参加し意見を交わすことで、まさに健康なまちづくりを推進していけるのではないかと思います。

その一つが、次の起爆剤としての「飛騨市健康まちづくりマイスター養成講座」となるのではないでしょうか。