猪臥山 旭ヶ丘デイサービス 運転職員 植田

旭ヶ丘デイサービス 運転職員 植田
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旭ヶ丘デイサービス運転手の植田です。今回の登場は2回目です。

新型コロナ感染症で自粛生活の中で、6月のある朝早く、仲間3人で向かう先は1,519.1メートルの猪臥山(いぶしやま)、5~6年前より毎年の行事として年1~2回必ず訪れるところです。

 

 

しかし昨年は仲間の一人が夏の終わりに思いもよらぬ怪我を負ってしまいました。川へ下りる途中につまずき道から転げ落ちてしまったのだ。「頭を負傷し血が流れ、意識がもうろうとする中ポケットの中の携帯電話に気付き、救急車に電話。何とか救助され病院へ入院し一命をとりとめた」とのこと。

そんな中、今年に入って自分なりのリハビリを繰り返し少しずつではあるが山へ山菜取りに2~3回行ってきたそうです。

高齢者同士での行動は慎重に慎重を重ねなければなりません。そこで今回の猪臥山行きは約束事をしました。
・その1 決っして欲を出さない(どんぶり2杯程度)
・その2 坂道は決っしてあわてない(登りについては前へつんのめる程度だが、下り坂はつまずく事によって坂を転げ落ちて大怪我になる)
以上2点を約束して出発しました。今年の冬は例年になく雪が少なく竹の子の状態がわからない中で、いつもなら5月末に行くのが6月に入ってからなので、不安材料の一つでもありました。

当日は天気も良く神岡を出発して1時間、登山道を30分歩き山へ到着。360度山々が見え遠くは白山から御岳、乗鞍の峰々とまた古川の町から国府、清見インターを見ることが出来大満足。山頂に来ることが出来たことに感謝しました。山頂から少し下った所から、いよいよ竹藪へ。親指程の竹なので直進のみ、移動距離約900m下ったところで、左へ少し移動し今度は登り、初め入った所より10メートル位外れていたが出ることが出来ました。途中座して取ることが出来て、例年だと2往復するのだが今回はこの1往復のみとし、山を後にしました。

年々年を重ねる事で、来年の約束は出来ないけれど、元気でいたら来年も出掛ける事が出来たらと思っています。2月頃より始まった新型コロナ感染症の中で、「当たり前」と思っていたことが出来ない状況を今一度考え直し、生活を見つめ直さなくてはならないのだと思っています。

 

 

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職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。
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