Now Loading

貴重な体験

今年たんぽぽ苑ではバケツで米を育てました。

本日は、古宿 稔様に「千刃(せんば)」という道具をお借りし、稲扱き(いねこき)を行いました。

『千刃』という名前が付いていますが、実際には刃は21本。刈り取った稲の穂から籾(もみ)をこいて落とす道具です。

これが『千刃』です。

「懐かしいなぁ~」と言われる方もみえれば「初めて見たわ!!」と言われる方も。

入居者さんに稲扱きを体験していただきましたが、さすが経験者は違います!!

稲を扱きやすくするため小さな束に分け、慣れた手つきで稲を扱いてみえました。

パラパラと弾けるような音とともに籾が落ちていきます。

小さな束に分けます 稲扱き中。

「子供の頃は、よー稲扱きしたわ。昼間は学校へ行ってな、帰って来てから手伝ったんや。終るのは夜やったなぁ」との思い出話に「宿題はいつしたんやな?」の質問。「えっ? い、稲扱きが終ってからやさ~」との返事。

「子供の頃からそういった手伝いをしてみえたからこそ、元気なお年寄りが多いんやね。見習わならんわ~」と、会話も弾みました。

古宿様のありがたいお話。

わずかな量となりましたが、みんなの愛情がたくさん詰まったお米。

試食が楽しみです♪

稲扱きが終った状態。

ちなみに…88歳のお祝いを「米寿」と言いますが、これは米という字が八十八を組み合わせて作られているからだとか。

が、なぜ八十八なのか???

皆さんご存知ですか???

それは、お米の状態になるまでに、88もの手間がかかるからだそうです!!

お米1粒出来上がるのに88の手間… 1粒でも無駄には出来ませんね。

お米の大切さを古宿様より学びながら、とても貴重な体験をさせていただきました。

古宿様、ありがとうございました。