文化祭週間の1週間、職員による寸劇を行いました。
「金色夜叉」 皆さんご存知ですか?
●「金色夜叉」とは?(インターネットより抜粋)
尾崎紅葉(おざきこうよう)が書いた明治時代の小説で、読売新聞に1897年(明治30年)1月1日 – 1902年5月11日まで連載されていましたが、作者が逝去したため未完となっている作品です。
●話の内容は?(ウィキペディアより抜粋)
高等中学校の学生の間貫一(はざま かんいち)の許婚(いいなずけ)であるお宮(鴫沢宮、しぎさわ みや)は、寛一との結婚を間近にして、富豪の富山唯継(とみやま ただつぐ)のところへ嫁ぐ。それに激怒した貫一は、熱海で宮を問い詰めるが、宮は本心を明かさない。貫一は宮を蹴り飛ばす。
熱海での場面は有名で、追いかけて許しを乞うお宮を貫一が下駄で蹴り飛ばす場面が銅像になっている。
熱海サンビーチ「お宮の松」(静岡県熱海市)
貫一のセリフとして「来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる」が広く知られているが、これは舞台・映画でのもっとも簡略化したセリフに基づいたものであり、原著では次のように記述されている。
「吁(ああ)、宮(みい)さんかうして二人が一処に居るのも今夜ぎりだ。お前が僕の介抱をしてくれるのも今夜ぎり、僕がお前に物を言ふのも今夜ぎりだよ。一月の十七日、宮さん、善く覚えてお置き。来年の今月今夜は、貫一は何処(どこ)でこの月を見るのだか! 再来年(さらいねん)の今月今夜……十年後(のち)の今月今夜……一生を通して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも僕は忘れんよ! 可いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、月が……月が……月が……曇つたらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のやうに泣いてゐると思つてくれ」
ドロドロしてますね~(*_*;
以前、神岡図書館に「金色夜叉」の紙芝居があり、職員で配役を決めて読んだところとても好評だったので、今回は劇をしよう!ということになりました。
初日。
月役、波役、宮の父親役、宮の母親役は利用者さんにお願いしました!
利用者さんも職員も初めてなので緊張しています。
セリフも台本通り。
お宮の父親、母親は神岡弁で。
「お宮、こんないい話はないよ。富山家へ嫁ぎない。」
「お父さんの言うことを聞かんとだめやよ。」
皆さん感情をこめて上手にセリフを読まれます。
寛一も容赦なくお宮を蹴飛ばします!
セリフに合わせ月をくるっと回転させ曇らせます。
波の音が寂し気に聞こえてきます。
ただ…富山だけは台本ナシ!?『利用者とジャンケンをして勝ったらお金(もちろん模造品)を渡す』とあるだけ。
「何?どうすればいいの~?」(>_<;)と焦っていましたが…。
「劇団の方ですか?」と聞きたくなるほど皆さん役者揃い!
次の日には「今日は誰役する?」「アドリブ入れない?」など、ノリノリに。
最終日には…
アドリブだらけで、喜劇になってました(笑)
利用者からも「おもしろかったよ!」と声をかけられるほど。
この他、写真コンテストの投票結果発表が行われました。
選ばれた写真は、どれも身近な場所のものでした。
金賞に選ばれた写真です。
とてもユニークなところがいい!かわいい!と大人気でした。
大きなテーマは「私の好きな風景」だったんですが…。
何でもアリですね(笑)
銀賞は…
隣町、古川町の風景です。
銅賞は…
これまた古川町の風景です。
神岡の風景が選ばれなかったのがちょっと残念ではありますが、どれもステキな写真ばかりでした。
またテーマを変えて、第2弾写真コンクールをやりたいなぁ~と思っています。
利用者さんの作品展示やハンドベルの発表会などもあり、芸術の秋を堪能出来た文化祭週間となりましたが、お楽しみいただけましたでしょうか?
作品はしばらく展示しておりますので、皆様ふらっと立ち寄っていただければと思います (^^♪