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吉田夢つくりの館 デイサービスセンターたんぽぽ苑介護職員 谷口

吉田夢つくりの館

デイサービスセンターたんぽぽ苑介護職員 谷口


吉田から山田へのトンネル(杉越トンネル)の吉田側手前に、3年程前からシャッターに太子踊りの絵が描かれた小屋が建っているのを皆さんご存知でしょうか?

「あれ何?」「何するとこ?」

と、よく聞かれますので今回はその紹介をしたいと思います。

 

名前は「吉田ゆめつくりの館」と言います。

地元の男衆7人が集まって「何とか地元を活気づけたい」「何かできんやろうか」と語り合ったのがきっかけでできました。

敷地の整地から始まり、建前、電気工事等殆どが会員達の手作りで、昔、蚕を飼っていた時に使っていたという「かご」を天井に使ったり、田植えの時まっすぐに植えられるように線を引く道具(枠)を電気のかさに使ったりと工夫もたくさん建物が完成しました。

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掃除・障子貼り・完成式の手伝いなどしている内に、母ちゃんたちもいつの間にやら仲間になり、今では夫婦揃っての活動の場となっています。

 

これまでに行った活動としては、まず地元の子ども達を招いての「しいたけ菌の打ち込み」「芋ほりと焼き芋会」「凧つくり」があります。

吉田も他地区同様子ども達が少なくなっていますが、何人かの子ども達が参加してくれました。

打ち込んだしいたけを収穫し「きのこパーティ」も行い子ども達に貴重な経験をしてもらえたのではないかと思っています。

「芋ほり」も猪の被害をまぬがれたくさん収穫し、焼き芋にしたりそれぞれ家へ持ち帰ってもらい好評でした。

「凧つくり」は、子ども達はもちろん指導する父ちゃんたちの目がいつもより輝いていて、一緒に楽しむ事もまたいいもんだなぁーと思いました。

 

秋には、男性陣が山へ行き花餅の株を採り、台座をつけたりして用意してもらい、12月に入ると全員総出で「花餅つくり」です。

各々の性格が出て大胆につける人、細かーくつける人それぞれですが、要領もよくなり3年目の昨年は綺麗なものが67株もでき、たくさんの方に買っていただきました。

「花餅販売」の日は「花餅」はもちろん会員手作りの木工作品や手芸品、また会員宅の婆ちゃん達が栽培した大豆やあぶらえ、春に採って乾燥されておいたぜんまい、わらび、干し柿、もちきび等々いろいいろ販売します。

また昨年は初めての試みとして、地元吉田出身で東京で活動してみえる「洞一座」の方に来て頂き、「唄」あり「落語」あり「マジックショー」ありの楽しい会を開催し、皆さんに楽しんで頂きました。

 

母ちゃん達は、地元でできた物を使って何か特産化できないかと、色々考えて手間があまりかがず栽培できる「ジャガイモ」を使った「芋餅」を作る事にしましたが、なかなかうまくいかず、分量を変えてみたり、調味料を加えてみたり、蒸したり焼いたり、「あーでもない」「こーでもない」と幾番も集まり試行錯誤の結果やっと、その名も「ポテまん」(作っている人達の体型からかと言う人もいますが・・・)が出来上がりました。

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これまでに「そば祭り」「太子祭り」「金毘羅」などで販売しました。

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ねぎ味噌やマヨネーズをトッピングしたり、しょうゆ味でつけやき風にしたりしています。

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「おいしかったよ」と言ってくださる方も多いのですが、焼くのに時間がかかる、温かいまま食べてもらいたいけどすぐに冷めてしまうなどまだまだ課題もたくさんです。

また食べる機会があったら感想をお聞かせ下さい。

又、これも吉田で栽培された「そばの粉」を使ったクッキーなど新商品の開発も試みている所です。

 

<<笠が岳を見ながら入れる「露天風呂」を造りたい>>

<<常時販売ができたり、誰でも気軽に来てコーヒーを飲みながら休めるようにしたい>>

などなど、夢はまだまだたくさんあるようですが、一つ一つ積み重ねながらやっていきたいねと語っています。

 

機会があったらまた是非来て休んで行って下さい。

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そして「ポテまん」も見かけたら食べてみて下さいね。

 

 


職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。

次回は、デイサービスセンターたんぽぽ苑看護職員 原田 の予定です。