アイススケート
特別養護老人ホームたんぽぽ苑介護職員 多田
1月某日富山のスケートリンクへ行ってきました。
数年前から、娘が浅田真央ちゃんにあこがれて、スケートをしたい!と言っていたのですが、ファボーレに行く途中に見えるスケートリンクは、果たしてやっているのだろうか!?と思う建物だし、何人かに聞いてみたが、みんな「昔は行った事があるけど、今はやってるのかなー」との返事だった。
インターネットで調べてみると、やっているらしいので、行ってみる事にした。
娘に話すと、喜んで家の中でジャンプの練習をしていました。息子は「俺行かない」と一言。
まあお金が助かるからいいかーと思いつつ、娘と二人で行ってきました。
行ってみると、後ろ側(大通りから見える方)は、さびれた感じだったけど、表側は、きれいな青いペンキで塗り直してありました。
駐車場を見てみると、飛騨ナンバーの車は1台もありません。
ファボーレに行くと、かなりの数の飛騨ナンバーの車が止まっているものですが、飛騨の人はスキーがあるから、わざわざスケートをしには来ないのかなーなんて思いつつ、中に入ると、中は昔のままという感じでしたが、思った以上にお客さんが入っていました。
私は過去、アイススケートは3回しかやった事がありませんが、ローラースケートは10代の頃、名岐ボールに通っていた事があって、その頃は結構上手に滑れていたんです。
でも約20年ぶりだし、果たしてどの程度滑れるものやらと思っていたのですが、やはり、昔滑っていただけの事はあって、すぐにスイスイ滑れる様になりました。
娘はとゆうと、最初はへっぴり腰でしたが、丁度行ってすぐに、オリンピックに出場した事もあると言う先生の、無料のレッスンがあって、それを受けたらかなり滑れる様になりました。
1時間ちょっと滑った所で、昼ごはんの休憩をとりました。
その時です。
うちの娘と同じ位の娘さんを連れた、お父さんが片足を引き摺りながら、休憩室に入って来られました。
ひどく足が痛そうです。
スケートリンクの従業員らしき人に、「なんかボキッて音がしたんですが…」と話しています。
「折れたか、ひびが入ったかもしれないですねー」「あー情けない」「救急車を呼びましょうか?」との会話の後、多分救急車に乗って行かれたと思いますが、私は途中でリンクに戻りました。その後は、私も慎重に滑らざるをえなくなりました。
実は私も過去に、ローラースケートで手首を骨折した事があるんです。
私の名誉の為に書きますが、自分で転んだ訳でなく、私は気持ちよくスイスイ滑っていたら、後ろから若い男の子が物凄いスピードでぶつかって来たんです。
私の体は一瞬宙に浮き、左手で着地したんです。
息が出来ない程の激痛でした。
暫く立ち上がれませんでした。
でも日曜日だったので、病院へも行かず、その晩は「痛いので早く寝てしまおう」と思いそのまま寝ました。
翌日病院へ行ったら、2箇所折れていて、ビックリでした。その後1ヶ月は不便な生活をしました。
約3時間程滑って、娘も満足した様で帰ってきました。スキーより楽しかったそうです。
皆さんも機会があったら行ってみて下さい。
職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。
次回は、特別養護老人ホームたんぽぽ苑運転手 米澤 の予定です。