真夏日のひとり言

真夏日のひとり言

特別養護老人ホームたんぽぽ苑宿直職員 大坪


年号が平成となり20余年が経ち、日本も年々高齢化が加速して、例にもれず神岡町も過疎化が進むと同時に、町の中にも空き家が目立ち高齢の独居老人、又高齢のご夫婦住まいの家が大変多くなってまいりました。

考えてみますと、独居老人の方には(十分では無いと思いますが)行政や近隣の目が行き届く面もありますが、ややもするとご高齢のご夫婦でお住まいの家庭は見逃すこともあろうかと思います。老老介護でご高齢のご主人を・・・、又は奥様を・・・。

介護する大変さを理解して、温かく声をかけてやる地域の協力が一番大切な力だと感じています。

 

町の中には手押し車を引いて買い物に歩いてみえる高齢者が大変多くなりました。

単純に考えると都会も田舎も買い物難民が増えて大変だろうと推測してましたが、ストレス解消や外に出るのが他の人とのコミュニケーションの場なんだろうなと思い、危険が無ければよいなと気にしながら見ています。

 

私が当苑に勤務させていただいてから、2年3ヶ月経過致しました。

多くの介護を必要とされる方が入苑されています。

自分と同世代の方や人生の先達である諸先輩が、とても手厚く温かく介護されている現実を目の当たりにしています。

時折、平均寿命が非常に高くなって、周囲に高齢者が多くなっている現実を、社会は、若者達は正直どう評価しているのかなと考えることがあります。

亡くなった父が生前よく【長生きは決して良いことでは無い。楽しいことや嬉しいことは半分くらいしか感じなくなる。聞きたくないことは余計聞こえてくる】とつぶやいていました。

自分もその父の年齢に近くなってきました。

しかし、悲しいことも苦しいことも年齢を重ねるにつれて、自分自身の消化能力もついてきているので、それはそれで又良しと思っています。

最近では、自分は若者や行政に甘えるのでは無く、常に自己管理と向上心を忘れず、自分のその時その時の年齢を楽しんでいこうと思っています。

 

 


職員からのメッセージとして、リレー形式で職員のエッセイを綴っています。

次回は、 特別養護老人ホームたんぽぽ苑介護職員 中島の予定です。